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子宮がんには、子宮頸がんと子宮体がんがあります。厚生労働省の指針に沿って検診の対象になっているのは子宮頸がんです。子宮頸がんは、初期症状がほとんどないため、検診をしっかり受けたことがないという人がいますが、不正性器出血などの症状が認められた場合は、ある程度進行した状態であると考えられます。
子宮頸がんの発症には、ヒトパピローマウイルスの感染が関与していることがわかっています。性交経験のある女性であれば、70～80％が生涯に一度はこのウイルスに感染すると言われています。しかし、ほとんどの場合は免疫力によって自然に排除されます。排除されずに長期間感染が続くと、子宮頸部異形成と呼ばれる前がん病変の状態になりますが、ほとんどががんになるわけではなく、多くは自然治癒をします。自然治癒されない場合でも、進行して数年から十数年かけてがん化していくと考えられています。
子宮頸がんの早期発見のため、症状がなくても定期的な検診が必要です。H.N.
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