一般社団法人
諏訪市医師会
〒392-0027 長野県諏訪市湖岸通り5丁目12番5号
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COPDは、たばこの煙などの有害物質の吸入や大気汚染が原因で肺が炎症を起こし、呼吸がしにくくなる病気です。有害な物質が長期間肺を刺激すると、細い気管支に炎症を起こし(細気管支炎)、咳やたんが多くなります。その結果、気管支の内側が狭くなり、空気の流れが悪くなります。有害物質が肺胞に及んで炎症を起こすと、肺胞の壁が破壊され、古くなったゴム風船のように弾力がなくなり(肺気腫)、空気をうまく吐き出せなくなります。
このように、COPDは細気管支炎や肺気腫により肺の空気がうまく出せなくなり、その結果、酸素不足を起こし息切れを起こす病気です。診断は、肺機能検査で肺にどれだけ多くの息を吸い込むことができ、どれだけ大量にすばやく吐き出せるかを調べます。そのほかに、胸部の画像検査(胸部X線、CT)などが使われます。日本には、40歳以上の8.6%、約530万人以上の患者さんがいるといわれていますが、治療している人は1割もいません。
たばこを長く吸っていた方や症状に心当たりがある方は、まずかかりつけ医にご相談ください。Y.K.
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