一般社団法人
諏訪市医師会
〒392-0027 長野県諏訪市湖岸通り5丁目12番5号
TEL:0266-52-0632 FAX:0266-52-0646
胃がんは、長年、がん死亡数1位でしたが、食生活の変化や検診の普及によって徐々に減って、2012年は男性では肺がんについで第2位、女性では大腸、肺がんについで第3位でした。危険因子はヘリコバクター・ピロリという細菌感染による炎症から、萎縮性胃炎をもたらすためと考えられています。
症状は、早期ではほとんど無く、進行すると痛み、腹部膨満、食欲不振、体重減少などを認めますが、いずれも胃がんに特異的なものはありません。診断は、胃透視検査(X線)と、内視鏡検査です。病変を見つけた場合は、組織をつまみ(生検)、顕微鏡で最終診断します。 遠隔転移やリンパ節転移をみるためCT検査なども行います。治療は、早期なら内視鏡や、お腹に小さな穴をあけて行う腹腔鏡による手術が可能です。進行がんに対しては、慎重に適応を決定します。さらに、進行度や手術結果に応じて化学療法(抗がん剤)も併用します。
やはり大事なのは、ピロリ菌の除菌と、早期発見です。最近では苦しみの少ない経鼻内視鏡も普及してきました。年に一度は胃の検診を受けるようにしましょう。K.Y.
-
本棚
-
2019.06.05
熱中症にならないためには、予防が必要です
-
2019.03.27
COPDってどんな病気ですか?
-
2019.01.30
冷え性と不眠の深~い関係
-
2018.12.05
車の免許更新日はいつですか?
-
2018.10.12
「がん」は予防できる?
-
2019.06.05
-
カテゴリー
-
月別
一般社団法人諏訪市医師会 | 〒392-0027 長野県諏訪市湖岸通り5丁目12番5号 |