一般社団法人
諏訪市医師会
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骨粗鬆症とは、骨強度が低下し骨折の危険が増大する骨疾患です。原因は加齢や閉経によるものがほとんどで、ホルモンの関係から女性の方がなりやすい病気です。
直接生命をおびやかす病気ではありませんが、骨粗鬆症による骨折(大腿骨頚部骨折、椎体圧迫骨折など)から要介護状態になる人も少なくありません。また慢性腰痛の原因となります。骨密度は18歳ころがピークで、50 歳を過ぎると急速に低下していくため、早めの予防が効果的です。
日常生活においてバランスの良い食事を取り(カルシウム、ビタミンD、ビタミンKの摂取)、運動(1 日30 分のウォーキング)や日光浴(30分~1時間)を行うとよいでしょう。特に若いころ(10歳代)からの食事、運動による予防が効果的で、中年以降の骨密度の低下を予防します。一方、思春期の偏食やダイエット、喫煙や飲酒は悪影響を及ぼします。
骨密度は個人差があり、予防をしても年齢とともに低下していきます。特に自覚症状はないので、一度骨密度の検査を受けてみたらどうでしょうか。薬の治療も早めに始めたほうが効果的です。T.T.
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